ご挨拶
社会医療法人同心会古賀総合病院は20年前、駅前に健康増進施設フィオーレKOGAを開設しました。1階に内科を中心としたクリニック、2階に健診センター、3階にメディカルフィットネスクラブを設置し、総合的な疾病の診断・治療、予防医学、健康維持・増進を目標としました。
この施設を開設した当初から既に社会は少子化の時代に入っており、やがて顕著な高齢化社会の到来が予測されていました。現在、昭和22年から24年生まれのいわゆる団魂の世代が73~75歳になり、これから順次、75歳以上の後期高齢者となって少子高齢化社会のピークを迎えようとしています。
又、一方で戦後高度経済成長を遂げ、経済的な豊かさを得て、近年の成熟社会を背景に平均寿命も世界で一、二を争うほどの長寿国となりました。
しかしながら、心身ともに自立した生活が可能な健康寿命の延びがここ20年間、平均寿命の延びを上回ることはなく、殆ど同程度の伸びに終わっています。健康寿命の延伸に必要なことは栄養・食事、身体活動・運動、睡眠・休養の他に飲酒や喫煙の節制などがありますが、当施設の健診センターでは人間ドック健診施設機能評価認定施設として、栄養指導や特定保健指導にも積極的に力をいれております。
当施設のフィットネスクラブはメディカルフィットネスとして、健康増進施設、指定運動療法施設、医療法42条施設のそれぞれの基準をみたしており、就中、医師の指示に基づく運動療法を実施する際に必要となる利用料金について、所得税法第73条に規定する医療費控除の対象施設となっていることを広く利用者の皆様にお知らせしたいと思います。
当クラブは種々の認証施設として健康運動指導士を中心に、利用者の皆様ひとりひとりに適した運動指導を行い、健康維持・増進に努め、健診センターの栄養指導、特定保健指導と合わせて、皆様の健康寿命の延伸に少しでも寄与して参りたいと思います。
社会医療法人同心会
会長 古賀 和美